ピアノを習っていると必ず出てくる「スタッカート」。多くの生徒さんが「スタッカート=はねる」と理解してしまいがちです。しかし、実際は「はねる」のではなく、「音を短くする」意味です。では、どうすれば美しく効果的なスタッカートが弾けるのでしょうか? 今日はスタッカート奏法について詳しく解説します。
スタッカート(staccato)は、イタリア語で「切り離す」という意味を持ちます。これは「音と音の間に隙間を作る」奏法であり、音を短くすることが目的です。
よく「はねる」と表現されることがありますが、それが誤解のもとになりがちです。むやみに手を跳ね上げると、音が雑になったり、テンポが乱れたりすることがあります。大切なのは、「次の音へのつなぎを意識しながら、音を短く切る」ことです。
スタッカートにはさまざまな種類がありますが、私自身、今でも苦手に感じるものがあり、練習が必要だと感じることがあります。
スタッカートの前に、そのフレーズを レガート で弾いてみましょう。なぜなら、レガートで弾くことで メロディーラインをしっかり把握できる からです。
このプロセスを飛ばしてしまうと、スタッカートをつけた時に フレーズの流れがぎこちなくなる ことがあるので要注意です。
次に、レガートで弾いたのと 同じフレーズ感を保ったまま スタッカートに変えていきます。
この練習によって、スタッカートが単なる「短い音」ではなく、 フレーズの一部として自然に響く ようになります。この方法に慣れると、フレーズをスタッカートで弾くことへの違和感がなくなり、音楽的な表現の幅が広がります。
スタッカートの弾き方にはいくつかの方法があります。曲のスタイルや時代によって使い分けるのが理想的です。
演奏する曲によって、どの奏法が適しているかを考えながら練習すると、表現の幅が広がります。
こうしたポイントを意識すると、スタッカートの演奏がより音楽的で洗練されたものになります。ぜひ、普段の練習に取り入れてみてください!
ピアノ初心者が確実に上達するには、最初の基礎をしっかり学ぶことが重要です。姿勢や手の形、効率的な練習方法、音色の作り方まで、プロのピアノレッスンで身につければ、大人からでも美しい演奏が可能になります。
アメリカでの学生時代からスタジオを立ち上げるまでの経緯、そして成長に至るまでの過程を、いくつかの記事に分けてご紹介したいと思います。学生時代の自由な暮らしやバイトの話しなどもしています。この経験がどなたかの参考や励みになれば幸いです。
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