ピアノレッスンの在り方
私が子供だった昭和50年代は、厳しい訓練と罵倒に耐えるスポ根アニメの再放送をテレビで観て、現実世界でも「スパルタ教育」なんて言葉をよく聞いたものです。音楽界でも、どこかまだ昔の厳格な雰囲気を引き摺っていました。
私が子供だった昭和50年代は、厳しい訓練と罵倒に耐えるスポ根アニメの再放送をテレビで観て、現実世界でも「スパルタ教育」なんて言葉をよく聞いたものです。音楽界でも、どこかまだ昔の厳格な雰囲気を引き摺っていました。
大学生の頃に初めて生徒さんを教える経験をしたのは、桐朋の弦楽器専攻で受験した地元の後輩の副科ピアノと、近所のお子さんたちでした。その頃はまだ経験が浅く、特に小さなお子さんを教える方法については不安もありました。若くて20歳になったばかりの学生でしたので、今とは全く違うレッスンだったと思います。
リモートレッスンに対しては、先生と生徒との距離感や音の質感など、多くの懸念があると思います。スタジオではリモートレッスンを始めて4年になりますが、最初は長期的にリモートレッスンをする事に対し、少なからず不安を感じながらレッスンを進めてきました。
2021年1月、夫の仕事の関係でシアトル郊外のベルビューと言う街から生まれ故郷の神奈川県に戻ってきました。思えば人生の半分をワシントン州で過ごしましたし、今ではシアトルが私にとって第二の故郷です。
ピアノ講師/ピアニストの安東理恵と申します。 私は日本で生まれ育ち、90年代に渡米しました。そして2021年1月、シアトル郊外のベルビューから実家のある神奈川県に戻ることとなりました。